「身体は正常に作動させてあげるべき」に囚われてた話
先週の出来事なのですが、
ちょっと気づいた事があったので
今日はそのお話を書きたいと思います。
うちの娘は、舌の形がハート型。
これは、舌の裏側のヒダが生まれつき短いため
舌を前に突き出すと、舌の先端にくびれができ、
ハート型の舌になる、という仕組みらしいのです。
そんな娘、「ラ行」の発音をする時に
舌の動かし方がなんだかおかしいのです。
通常なら舌を上前歯の裏側に付け、
舌を巻くように上下に動かしますよね。
娘は、左右に動かしながら「ラリルレロ」を
発音しているのです。
…それおかしくない?
(てかどうやって身につけた?)
「子どものうちに直してあげた方がいいのではないか。」
私はよくこの発想に取り憑かれてしまいます。
「身体はいつも正常に作動する事が、
本人にとっていい事だから!」と。
思い立ったら早速「ラリルレロ」の舌の使い方を特訓。
「ラクダ」
「レモン」
「キラキラ星」
真似して言ってみて…と。
娘は私の口の動きをよく見て、
少しずつ舌を上下に動かせるようになってきました。
思う通りの変化に、喜び調子にのる私(笑)
今思い返すと浅はかです(´-ω-`)
程度によりますが、ハート舌だと、口を開いた状態で、
そのヒダがピンと伸び切るまで舌を伸ばしても、
舌を上の歯に付けられないのです。
左右に舌を動かして「ラ行」の発音をするというのは
娘なりに編み出した技だったのです…。
そうとも気づかず、
最終的に私の、娘への要求がエスカレートし、
「舌を上の歯に付けてみよう!」と言い出した為、
何度か試みるも
「できんよう!」と娘が拗ねるという顛末でした。
ね、アホな母なのです(笑)
思い返せば、病院内で患者さん相手に
手足のマッサージをするお仕事をしてた時は
「こんなにリンパ滞ってちゃダメ!
おじいちゃんには長生きしてほしいから!」と
この時も
「身体は正常に作動させてあげるべき」に囚われ
気合い入れて、足裏をぎゅーぎゅーやって。
…やり過ぎたのでしょうね。
やんわりとクレームをいただいてしまった事も
ありました…(//∇//)
(お恥ずかしながら、懲りずに数回…orz)
「〜であるべき」って気持ちは
周囲の人からしたらいい迷惑なのかな、と
やっと気づきました(笑)
いくらお相手の事を思っている様でも
「気持ちいい」「心地いい」と思える状態でなければ
身体はいい方向に変化しないのではないでしょうか。
同様に人間関係も
「この人といると居心地いい」という安心感や
信頼がなければ、うまく発展していきませんよね。
「緊張する」と感じる人とは
毎日会いたくはありませんもんね。
「〜であるべき」を抱えている人は
私のように他の人へも
「よかれと思って…。」とかって言って
(本当に純粋な親切心なんですよ(^^;))
そのルールを押し付けちゃう。
お相手はその押し付けがいつ発動されるかと身構え、
常に緊張状態になっちゃう。
だから一緒にいる人が居心地悪くなってくる。
自分もお相手の居心地悪さに気づいて
一定以上踏み込んでの心の交流が持てない。
なんて事がありそうですね(^^;)
イヤーン…orz
ほんと気づいてよかった!
私の「身体は正常に作動させてあげるべき」の
思い込みの被害にあわれた皆さま、
ほんと、すみませんでした!
心よりお詫びしますm(__)m