怒りとは?① 怒りは寂しさ、悲しさの二次感情
こんにちは!
以前のブログで「三毒」という
仏教の考え方について触れました。
その中の一つ、「怒り」について
考えてみたいと思います。
「怒りは二次的感情である」と聞いた事が
ありませんか?
怒りの根底には「寂しさ」「悲しさ」があり、
まるでそれを隠すかのように、
怒りが湧き出てくるらしいのです。
何を隠そう、私は怒りっぽいタイプです。
昔から自分の事をそう認識してきました。
さらに子供の頃は泣き虫でもありました。
自分の子どもが私のようだとしたら、
思い通りにならないとすぐ怒ったり泣いたり。
かなり手を焼くと思います(笑)
では、同じように感情を露わにする「怒る」と「泣く」。
「怒る」だけが三毒と言われる代表的な煩悩なのは
どうしてでしょう?
もしかすると「怒る」は二次的な感情というのが
関係あるのかもしれません。
悲しい→泣く。
悲しい→??(何らかのスイッチ)→怒る。
という風に、それぞれの感情表現が起こる仕組みが
考えられます。
泣く事は、純粋な悲しい気持ち(時にうれしい気持ち)を素直に表しています。
また、涙を流す事は心の浄化作用があるとも。
それに対して、怒る事は、屈折した表現のように
受け取れます。
「泣く」ではなく「怒る」を選んだ場合、
どんなメリットがあるでしょう?
まず考えられるのは、周囲の人の注意を引く事。
泣く事も場合によっては共通するかもしれませんが、
「私のご機嫌をあなたがとってよ!」という
メッセージの発信。
…「怒る」というのは、子供っぽい未熟な側面が
大きいようですね。
では、「??」に入る物はなんでしょうか?
もしかしたら、「恐怖心」ではないでしょうか?
つづく。