怒りとは?② 怒りは寂しさ、悲しさの二次感情
※前の記事では、寂しさ、悲しさの二次感情であると
お話ししました。
「寂しさ、悲しさ」と並べると長いので
この記事以降、2つの感情を代表して「悲しさ」と
書いています。
悲しい気持ちを怒りで表現する仕組みって
どうなっているのでしょう?
例えば。
恋人が浮気した→悲しい→??→怒る
(私の事もっと大事にしてくれなきゃイヤ。)
(何でイヤって、私の価値や評価が下がる
気がするから。)
子どもがおもちゃを散らかして片付けない→悲しい
→??→怒る。
(キチンと片付けできる子になってくれなきゃイヤ。)
(何でイヤって、私がダメな母親って
世間から思われちゃうから。)
渋滞で車が進まない→悲しい→??→怒る。
(予想外の足止めなんて、
時間がもったいないからイヤ。)
(何でイヤって、他に今日中にやるべき事あるのに
できなくなっちゃうから。)
どうでしょう?
自分の価値や評価が下がる事への「恐怖心」
世間の目への「恐怖心」
タスクをこなせない事、時間の制限への「恐怖心」
悲しい→??→怒る、の
「??」には「恐怖心」が入りそうではないですか?
悲しい→「恐怖心」→怒る。
だとしたら、「怒る」には悲しみと同時に
恐怖による苦しみがありますね。
一方「泣く」には悲しみや苦しみを手放す作用が
ある気がします。
浄化とか言いますもんね。
泣く事に執着してしまう場合もありますが、
その場合は純粋な悲しみの表現でなく、
悲しい→泣く→泣き続ける→??→憎しみ、のように、
別の感情へ変化する過程にあるのだと思います。
さて、煩悩とは、心身の苦しみを生み出す精神の働き。
だそうです。
怒る事が煩悩の一つと数えられるのは、
何となく納得がいきました!
怒りそうになったら
「悲しい気持ちと恐怖心の原因は何かな?」って、
自分に問いかけてみようと思いました(*^ω^*)
けど、怒ってる時って冷静さを失ってますよね。
必死に怒る自分をなだめるばかり。
下手したら一日中怒ってる時もありますもんね。
(あれ、私だけ?笑)
そういう、扱いに困る感情である、という事も、
煩悩と言われる所以なのかもしれませんね。
じゃあ、悲しみに恐怖心が加わらなければ
怒りにならないとしたなら、
恐怖心を生み出さなければ、怒りは生まれないのでは?
つづく。