身近な物に使われてる、界面活性剤って知ってる?
こんにちは!
資源ごみを収集場所まで運ぶのに、どうしてますか?
今までは、自治体指定のザ・ゴミ袋や
IKEAとかの大きなエコバッグだったんだけど、
綿のバッグ使ってる人見たら「それいいじゃん!」
と思ったので、100均で買ってみました!
それでね、私が以前働いてた会社では、
化学製品、界面活性剤を作っていました。
考え方が昔ながらの会社で、女性社員に優しい会社です。
社内結婚も多いし、
出産を経て復帰する女性社員もとても多いです。
ありがたや。
男性はまじめな人が多く、結構ハードワークで、
夜を徹して研究してる人もいました。
(男性主体の会社とも言えます。)
でね、でね、界面活性剤ってキッチン用の洗剤や、
お洗濯用の洗剤によく入ってるやつね。
汚れと、食器や繊維の間に膜を作って、
汚れが落ちやすくする効果があるのです。
実はね、他にも使われてるのです。
例えば、布製品。
機械で糸を紡ぐ時、繊維同士が絡まらないように、
膜を作ってくれる物を染み込ませます。
それが界面活性剤です。
その会社は、私が入社したウン年前は、
繊維用界面活性剤、世界シェア1位、
市場の45%を占めていました。
後は同様に、紙おむつや使い捨てナプキンを作る時用の
界面活性剤も開発していました。
界面活性剤はですね、
実は人体に悪い影響があります(OvO)…えっ?
社内の研究者や研究補助、他界面活性剤を扱う人は
みんな、健診の時に有機溶剤健診という
特殊な健診を受けています。
これは、働く人の健康を守るため、
厚生労働省により会社が義務付けられているものです。
という訳で、布製品には
ちょっとキケンな薬品が付いてる可能性があります。
私は布製品を買ったら、
一度洗って、
残ってる界面活性剤を落とすようにしています。
界面活性剤だけでなく、オーガニックでない綿は
強い農薬を使って栽培されている事が多いので
農薬を落とす意図もあります。
で、洗いました。
そしたらこんな感じに…。
石けんの泡も、洗ってるうちに消えてしまい、
全然泡立たない。
素手で洗ったら、何か手に膜ができたような違和感。
普段は、他の洗濯物と一緒に洗濯機で
ジャブジャブ洗ってるから
気づかなかったなぁ(´⊙ω⊙`)
界面活性剤は、便利な生活のために開発されています。
界面活性剤を糸に染み込ませたはいいけど、
それをきちんと落とせているかまでは
ローコストで布製品を作りたい人たちは
気にかけていないと思います。
たぶん少量だし、工程増えるし。
上の写真の様になってしまったのは、
たぶん100均で買ったから、こんな感じだけど
他のコスト重視でないとこで買った物なら
ここまで布の表面に何か付いてることはないのかなぁ。
という感じです。
あとはアジアン雑貨のお店で買ったインド綿の布とかは、
お値段は安いけど、やばい感じがしました。
いずれもきちんと調べてないからわかんないけど。
すみません(^_^;)
ただ、界面活性剤ついたまま毎日身に付けるのは
肌触りも違和感あるし、身体に影響あるかもだし、
私はちょっとイヤかな。
気にしない人もいると思います。(うちの夫とか。)
それもOK!どっちでもOK!
私の勤めていた会社では
開発してる人たちも、基本優しくていい人たち。
ただ、消費者の手に届くまでに、
便利>安全 のバランスになってしまっているので、
私たち消費者は、知って身を守る必要があるのですね。
敏感な方は、肌に直接触れる布製品は、
何度か洗ってから使われるのがいいかも
しれません(o^^o)
あと、使い捨てナプキンは布ナプキンに変えた方が
いいかなと思います。
身体への影響や自然環境への影響から考えて。
話は少しそれますが、
界面活性剤は化粧品にも使われています。
使われてない場合、その旨をうたっているはずです。
「無添加化粧品」とか。
だって、加工がしやすいように発色が良くなるように
作り手のハイパフォーマンスや便利を求める声に
合わせて開発されているのですから。
それに頼らないという選択は、
商品開発の方向性を左右する、
そのメーカーの主軸となる方針だからです。
界面活性剤は、その性能により価格が違います。
高級な化粧品には、
使う人のお肌の事を考えて開発されたであろう、
高性能の界面活性剤が。
チープな化粧品には、
買う人のお財布事情を配慮したのであろう、
ローコストの界面活性剤が含まれています。
なので、毎日使う化粧品。
どんな化粧品を使っていても、
使われている界面活性剤はほんの少量だとは思いますが、
メイクはきちんと落とす事をおすすめします(o^^o)
【追記】
100均のトートバッグは
糊の様なものが付いていたのかも。
全てが界面活性剤ではないようです。