たねの交換会に行ってみた の続き

以前の記事では、たねの交換会に参加したというお話

でした。

 

そこで出会えた方は、とても楽しく農業に携わってらして、

皆さんの言葉一つ一つが、発する人の心を表すように

弾んで感じられました。

私にとって、とてもキラキラした世界でした。

 

(今のところ、私たちのアリシア農園では

 夏の終わりを感じさせる、

 最盛期を終えたトマトやズッキーニたちや、

 それぞれ自由に伸びるハーブたち。

 それから野草(別名雑草)たちが

 正当な市民権を主張して茂っています。

 無法地帯です。)

 

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「固定種には作り手の物語がある。

 そんな種を途絶えさせたくない。」と

はるばる九州で受け取った種を持ってきて下さった方。

 

一粒の種から

 びっくりするくらい沢山の野菜が取れるから、

 周りの人におすそ分けしてもまだまだあるんだよね。

 それで、できた野菜から種が何十倍も何百倍も採れる。

 熟して落ちた野菜から種が散らばって、

 自然にどんどん広がっていく。

 野菜って本来、そういう力強いもの。」

と楽しそうに話してくれたお姉さん。

 

「ミツバチの事に取り組んでいくと

 結局種に行き着くんだ。」

と語る養蜂家のダンディーなおじさま。

私たちは参加できなかったけど、

この日は蜜蝋ラップのワークショップをされてました!

娘たちの通う保育園にお招きしたい♡

 

「農薬や肥料に頼らない農業にたどり着くまで

 理想と現実のギャップにがっかりする事もあった。」

と話しかけてくれたお兄さん。

 

続けて、

「自分が育てた物を食べた時に、幸せな気持ちになれる。

 それってすごく豊かだよね。

 政治がどうなろうが、景気がどうなろうが

 種さえ手元にあれば、食べるのには困らないし、

 どんな状況でも心が豊かな生活が送れる。

 自然農を色んな人が実践検証してくれてる。

 その次の段階として、僕たちが今やるべきなのは、

 自然農の良さを伝える事。

 仲間を増やす事だと思うんだ。」

と、新米農家の私たちに熱く語ってくれました。

 

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初めて出会えた、私たちの進む先を行く方々。

ご縁に感謝です!

 

また、今回会場として場所を提供してくださったのは、

愛知県西尾市にある「Cafe Ocean」さん。

こちらでは固定種交換箱(?)が常設されるそうです!

 

種を提供したり、分けてもらったりできるのはもちろん、

連絡先を記帳できるノートを添えて、

種を受け取った人同士で繋がるきっかけとしても

活用できるように工夫してくれています(o^^o)