私の夫を紹介します。(韓流ドラマのタイトルっぽい。)

このブログの過去記事で話題にした事があったのですが、

私は最近まで、自覚なく、男性恐怖症でした。

 

そんな私でも結婚できた(してもらえた)パートナーは、

小柄で細身(当時は)。

適度に社交的。

そして中性的。時にはむしろ女性的。

我慢強く、音楽が好きな、同年齢の男性です。

そんな彼の紹介をしようと思います。

すごく長いので、お時間とご興味のある方、

よかったら読んでみて下さい。

 

共通のコミュニティに所属していたので

可能性として、私の性格の悪さを原因に破局し、

仲間と気まずくなり得る事を恐れ、

お付き合いしている事は、結婚が決まるまで

周囲には黙っていました。

こういうとこ慎重派な私です。

 

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まず、私はどちらかと言うと、背の高い人よりは、

彼のような小柄で細身の男性が好き。

 

 

彼が音楽好きというのも、私の好み。

というのも、私は音楽そんなに詳しくないから。

自分の知らない楽しい世界を見せてくれそうでしょ?

音楽好きって、オシャレな感じするし笑

 

実際のところ、彼は音楽に関してかなり雑食で、

ピアノを習っていたので、従兄弟の結婚式で

結婚行進曲を弾いた事があったり

(絶対、ピアノの発表会より緊張するよね!)

ピアニストの矢野顕子さんが好きだったりします。

80年代、90年代のJポップとかも好きで、

私はあまり好きではないんだけど、

車の中で流すので、

DJ夫が、その頃の曲をセレクトした時は、

その間、心を無ににしています。

 

 

そして、彼の最大の魅力は「我慢強い」という事。

私のような、へんくつ自己中と一緒にいてくれるのは、

「強靭な精神力に裏打ちされた我慢強さを持つ男性」

もしくは「世紀のドM男」であろうと、

昔から思っていました。

 

お付き合いを始める直前の事ですが、

「私、□□くんを、めっちゃくちゃに傷つける事が

 あるかも知れないよ?」

と言ったことがありました。

そのくらい、私は、

自分は意図せず鋭利な言葉を口にしてしまう

最上級の空気読めない破壊的な女であると

認識していました。

ましてやこんなに優しい人に対しては

言葉に勢いがついてしまうだろうと確信していました。

だから、そんな私でも大丈夫か聞きたかったのです。

 

(今はそんな風に思う事ないですよ。

 あの頃は、自分の事守ろうとして、

 そんな風にナイフみたいになっちゃう時も

 あったんだろうな。と、過去の自分を擁護する

 スタンスでおります(^^))

 

彼は私のひた隠しにされた攻撃的な本性を

知ってか知らずか、

そんなの大丈夫だと、言いました。

ですが私は、「いつかこのガラスの青年に対して、

 心がバリンバリンに粉砕されるくらいの打撃を

 与えてしまうのではなかろうか…。」と

初めは何をするのも恐る恐るでした。

 

だがしかし!

彼は見た目以上のド級のM属性!!

……ではなくて!

見た目の繊細さに反して

不屈の忍耐強さを備え持った人物だったのです。

 

私の数々の仕打ち

(5分前行動が信条の彼との待ち合わせに、

 毎回10分以上の遅刻

 (一応毎回反省はする。 が悪意なく繰り返す…汗)

とか。

 私の機嫌が悪いと、彼が気にしてるだろうなーという事を

 無邪気なフリしてチクリと言ったり

(自分の性格の悪さに、もう笑うしかない笑)とか。)

にも、彼はお付き合いして1年間、見事耐え抜いたのです。

 

これには本当に尊敬の気持ちを抱きました!

私が彼の立場なら絶対無理だもん!!

(自分がされてイヤな事はしちゃダメですよね〜(o^^o))

 

 

身体的特徴、趣味、性格。

この3大要素を満たした彼なら、

(そして当時メガネ男子が好きだったので、

 メガネ似合うところも好感度高かったです(*´꒳`*))

こんな私とでも暮らしていけるかも知れないぞっ!

プロポーズ、ばっちこーーい!!と

思うようになりました(笑)

(私は、恋愛より結婚生活重視派のようです。)

 

 

そんなつもりは全くないのですが、

ノロケのようになってしまったかもしれません。

すみません。

 

結局のところ、彼の様にいわゆる「男らしさ」を

持たない男性と、一緒に歩んで来られた事が

男性恐怖症を克服できた事の一因と思っています。

(もちろん、からだコンサルのおかげも大きいです。)

 

 

それは、私が長らく握りしめていた心の傷は

「男とはこうあるべき」や「女とはこうあるべき」という

考え方を、何代にもわたって、

刷り込まれた結果だったと思うからです。

 

押し付けられる、強制されるというのは、

愛とはかけ離れたものですものね。

 

「男らしさ」の幻想を

親から、あるいは世間から押し付けられた男性は、

女性を守りたいと思う反面、

無意識に女性への攻撃をしてしまいます。

女性を貶めないと、女性に負けてしまうと、

自分たちが「男らしい」ことを示せないから。

また、「一般的な女性らしさ」を放棄した女性へは

辛く当たる傾向もあります。

私たちミドル30の世代は、雑誌だとCanCam

AneCanに代表されるように、

「女性らしい女性」でいる事を選ぶのが一般的だった

世代ではないでしょうか。

 

一概には言えませんが、「男を狩る」意識の強い女性ほど

表向きの「女性らしさ」を演じていたのではないかな〜と

思います。

ファッションで「いい女がここにいますよー!」と

男性にわかりやすく示して、

恋愛モードになるお膳立てしてあげるのです。

そういう駆け引きも楽しいだろうな、とは思いますので、

批判する気は全くありませんよ(o^^o)

むしろ羨ましいことさえあります笑

 

当時の私は、その右向け右で

みんなが一斉に「女らしさ」に向かう波に乗るのに、

生理的に迎合できなかったので、

中性的〜若干女性的な格好でいる事が多かったです。

そうすると、自ずと「女らしさ」を着た友だちと、

それを頑なに拒む中性的な私では、

男性陣からの扱いが違ってくるわけです。

(その他にも私の可愛くない性格も、関係あったかも笑)

なので、「女性らしくない私は選ばれない、

 風当たりが強い」と思い込んでいました。

 

日本の社会におけるジェンダーの問題が

未だに解消されていないのは、

現代に至るまで、男性が世間から背負わされた

責任やプレッシャーが重すぎたせいではないかと

思う事があります。

男性自身が、いわゆる「男らしさ」の幻想から

離れられないのではなかったかな…と。

あと、日本古来の風潮というよりは、

時の政治の影響かな、と思います。

 

その点、夫は末っ子三男で、今のところ

家督を継ぐ、親の介護最前線(主に、その妻が)などの

男性が求められがちな、重大ミッションもなく、

社会人になってから、自主退職により無職を経験し、

肩身が狭く辛いながらも

自分と向き合う無限の時間を得た

振り返れば貴重な期間も経験しています。

その事から見ても「世間が求める男らしさ」から

早々に離脱しているのかも。

だから、私も「世間が求める女らしさ」信仰から

抜け出せたのかな〜。

「男らしさ、女らしさを演じる」から

「男性と女性の性質の違いの中で生きる」という認識に

変わったという感覚です。

 

そんな彼もプレッシャーが無いわけではありません。

たぶん。

 

特にお仕事では、中間管理職として、

部下と上司の間に立ち、

商社企業の営業として、メーカーと現場の間に立ち、

家庭では、実家の母や義姉と妻の間に立ち笑

(というのは冗談で、お義母さんやお義姉さんは

 とても良くしてくれます。ありがたや。)

…と、様々な人と人の間に立ちまくって頑張っています。

 

今月もお給料をもらってきてくれてありがとう!

バイトと、のらりくらりと畑仕事しかしてない私には

感謝しかない(いや、時に不満もあるけども)

頑張り屋さんの夫です。

 

最近娘に「パパとママ、背が同じくらい〜!」と

頻繁に言われます。

娘は背が低いの気になっているようだから

そろそろ猫背を直したらどうかと

思いはしますが。

あと、彼の後お風呂に入ると

湯船にたくさん髪の毛が浮いているので

頭洗った後、しっかりかけ湯して湯船につかってほしいと

思いはしますが。

(これは直接本人にも言いますが。)

それでも、私には存在自体がありがたい夫です。

 

 

以上、私の、愛すべき個性的な夫の紹介でした。

楽しんで読んでもらえたらうれしいです。

(注:一連の内容は決してわるぐちではありません!笑)