着物っていいよね!
私は着物が好きなのですが、
着物のどんなところが好きかというのは、
年齢によって変わってきました。
幼い頃は、ただ非日常という感じが好きでした。
七五三や夏には浴衣、お正月にアンサンブル
(っておばあちゃんが呼んでる着物)を着るくらい。
当時、実家は着物を扱う家業を営んでおり
着付けの工程や、着物を着た綺麗なお姉さんたちを
見かける機会が多くありました。
着物という存在が、割と身近にあった気がします。
それでも、自分自身が着る機会はほとんどありませんでした。
成人式を迎える頃には、
「運動部で真っ黒に焼けてる私に似合う振袖があれば
着たいな…♡」と
どうせこの黒さとまん丸の顔では似合わないだろうけど。
思春期の延長で(笑)表情には出さないけど、
内心やっぱり憧れる〜と思ってました。
そして、社会人になり着付けを習い始めてからは、
ガラッと意識が変わります。
それは「職人技を見て萌える」という
新しい楽しみ方を通して。
知識が豊富な先生や、着物屋さん帯屋さん、問屋さん、
時には生産者さんに直接教えてもらいながら、
着物や帯の種類(第一礼装、第二礼装、洒落着など)や
産地ごとの様々な特色を学ぶ機会を得ました。
知識は追いつかなくても実際に生地を見て触れると、
緻密な織り模様や、配色、染めの濃淡、
加工や産地による絹糸の手触りの違い…
その道を極めた方々のこだわりを垣間見て
反物に囲まれるだけで鼻血が出そうに興奮してしまう笑
美しい…もう美術品じゃん。アートじゃん。
外国人の表現か!と思うけど笑
語彙力が乏しくてもどかしい!
とにかく、美しい着物を目の前にすると神経が高揚します!
また、少しずつ手持ちの着物が増えてくると
それを組み合わせて纏う楽しみも知りました。
現在では、着物に関わる職人さんは高齢化しており、
原料である良質な絹の価格も、
年々高騰してきているそうです。
購入する事が職人さんを応援する事にもなります。
お金がかかる趣味ですが、いい品物に出会えたなら、
子の代へ譲ることもできるところがいいですよね。
(特に帯はそのまま他の人が使えます。
親子でも体型が違うので、着物は一旦反物に戻して
仕立て直しが必要です。
ですが、着物と持ち主の心を受け継ぐという発想が
日本人ならではで、素敵だな〜と思います♡)
染め物が有名ですが他にも素晴らしい技術があります。
なぜそれをしようと思った!?と突っ込みたくなる
奇想天外な技法や
代々受け継がれる超人的な集中力と職人技を駆使した
見とれてしまう緻密技法など
自己満でしかないけど、この場で紹介したい!!
(いや、私のような着物をかじった程度の者からでなく、
プロのアツイ説明を転載したい!)
日本にこの美しい文化があって幸せ〜!